事例紹介
【事例紹介】
1. 長崎市景観専門監(高尾忠志)
景観専門監は、長崎市役所庁内(インハウス)に設置された、景観デザインという専門的な観点からの監修者(スーパーバイザー)です。今後、我が国でも増加していくであろう「インハウス・スーパーバイザー」という職能のモデル的存在と言えます。景観専門監のミッションは2つ、「長崎市が行う公共事業のデザインの指導と監理」と「長崎市職員の育成」です。自治体が運用する一般的な景観アドバイザー制度や有識者会議等では前者のみがその役割となりますが、この2つのミッションに一体的に取り組む点が景観専門監という仕組みの重要な特徴です。市職員一人ひとりが、長崎市の未来をつくっていく主要な人材であるからです。景観専門監は、地域の未来に貢献する「良い公共空間」だけでなく「良い人材」も残していくことをミッションとして与えられています。
(参考文献)
「長崎市景観専門監レポート 2013-2017 地域の価値を高める公共事業を目指して」
長崎市景観専門監 高尾忠志
「長崎市景観専門監の仕組みと成果 ーインハウス・スーパーバイザーのモデル的取り組みー」
高尾忠志 土木学会景観・デザイン研究講演集 No.12 December 2016
2.播磨町まちづくりアドバイザー(佐伯亮太氏)
(作成中)
【その他の論文・論説等】
1. 公共空間デザインに果たすISVの役割について
「公共空間の戦略的・統合的デザインの実現に向けた体制と職能に関する考察」
尾﨑 信 土木学会景観・デザイン研究講演集 No.12 December 2016