設立目的

 我々(高尾忠志・山本慎一郎・尾崎信)は、3人とも都市・地域のプランニングに関連するフィールドで仕事をしてきました。特に近年、高尾は長崎市の景観専門監、山本は奈良県明日香村の日本版シティマネージャー(政策監)を務めています。

 この共通点が、両名の仕事をはじめ各地で実践され始めている「インハウス・スーパーバイザー」とでもいうべき存在を、いわば「発見」する契機になりました。


 まちづくりの現場では、地方自治体内(インハウス)に専門家を監修者(スーパーバイザー)として迎え、縦割りを超えて総合的かつ戦略的に施策を推進する取組みが増えています。景観、政策、マーケティングなど、地域のニーズに応じてふさわしい専門家が、地方自治体内ではたらきはじめているのです。我々は、この「地方自治体内に — 専門家を監修者として設置する」という体制に着目し、これを「インハウス・スーパーバイザー」と名づけました。この「インハウス・スーパーバイザー」は、機動力高く行政内の縦割りを横断・統合することや、行政職員への教育的効果が期待できることなど、これからの時代のまちづくりの現場において、大きな可能性を秘めた体制であると考えています。

 本協会は、これら「インハウス・スーパーバイザー」を実践または研究するメンバーで構成され、その実践成果を蓄積し、改良・体系化へ向けた研究を行い発信し、インハウス・スーパーバイザーの普及と定着を目指します。


 ロゴの図形の上辺は屋根を、下辺は山並みをイメージしています。つまり「ひとつ屋根の下で(インハウスで)地域を創っていきましょう」というISVの役どころを表現しています。どことなく明治期のインハウス・エンジニアの気品ある髭に見えなくもないところもポイントです。志高く,地域をつくる職能としてのISVについて、実践から得られた知見を蓄積・分析し、普及と定着へ向け還元していきたいと考えています。